映像クリエイター ひらさわ とも のブログです。RSSfeedtomo-hirasawa.comphoto.tomo-hirasawa.comYouTubeInstagramX

天才は普通にいる

前回、天才にはアンバランス型が多いように見受けられる、という若干失礼なことを書きました。ではバランス型の天才はいないのかと言うと、勿論います。普通にいます。

前にも書いたように僕が所属している某高IQ団体の入会条件は3万人の中でトップのIQを持っていることなのですが(そのような測定が厳密に可能なのかはさておき、少なくともそういうことになっているのですが)、そう言われるとなんだか凄い天才に思えるかもしれません。

でも、例えば一定規模以上の大作映画を自分の意志で制作できる人が全人口の1/30000より少ないのは明らかです。分母を「映像クリエイター志望の人」に限定しても1/30000より少ないのはほぼ間違いないかと思います。よって大作映画のプロデューサー/監督はある意味で、僕が通ったテストよりもっと厳しい選考を経ていると言えます。

その選考はとてもトータルなものなので、通過できるのは多くの場合バランス型だと思われます。人数的にありふれているということではないですが、「バランス型の天才は普通にいる」とはそのような意味です。

ただここで言うバランス型はアンバランス型を内包していると言うか、いわばその上位互換です。ハリウッド大作に出てくる有能系主人公の多くはバランス型であるにも関わらず、作品自体にはアンバランス型の影がちゃんとあったりするのはこういう訳なのだろうと僕は解釈しています。

ちなみに僕はこれを上に書いた順番で考えた訳ではありません。一時期「世間に馴染めない天才」のような言い方が流行りました。その世間側の最たるもののようなエンタメ大作の中に高IQ者にしか付けられない痕跡が歴然とあるので、上のような推測をした次第です。

以上が示唆するのは「世間に馴染めない天才」には多くの工夫の余地がある、ということです。自分の個性を鈍らせるのではなく、とある調整をしながら大枠としては一層発揮する方向で着地できる可能性があります。これは、世間に馴染めない天才ごっこをしたい人ではなく本当に道を見いだせないと思っている人にとっては、割と希望のある見方なのではないかと個人的には思っています。


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