厄日

本日は、いつかは来ると分かっていながらも来ないことを願っていた「欅坂から平手友梨奈脱退」のニュースが流れてしまいました。なんたることでしょう。

僕は自サイトのプロフィールに「JAPAN MENSA会員 / HELLIQ High IQ Society会員 / 好きなアイドルは欅坂46」と書いているのですが、ある意味、前の2つは3つ目の前フリですからね!これに関しては若干補足しますが、そもそも何の前フリもなく40代男性がアイドルファンであったとしても全く問題ないし誇りを持って応援すべきです。ただそれと、そのことがメッセージとして面白いかというのは別の話で、サイトに載せるのであれば前フリがあったほうが良いと考えたのです。

メンサはたまたま昨年末が会員資格の更新タイミングで2年分会費を払ってしまったし、Helliq(IQ160以上で入れる団体)は会員資格が終生続くので立場としては当分このままなのですが、オチを失った前フリは若干虚しいですね。そういえば以前メンサの会報にロングインタビューを載せて頂いた際も平手友梨奈のことを語ったのですが、そんなことをする会員は勿論他におらず新鮮な風を吹き込み過ぎたので、今では反省しております(ちょっとだけ)。

まあなんにせよ今後も平手友梨奈氏とコラボできる可能性はゼロではないのでそこに希望を見出したいと思います。

本来楽しい

先週末はセンター試験だったのですね。学生時代、受験勉強が嫌で嫌で仕方がなかったことを思い出しました。そのせいで自分が本来勉強好きなことに長らく気付けなかったくらいです笑。つまり本来の楽しい勉強と受験勉強に違いがありすぎるのです。

例えば読書好きの人は本を選ぶのも楽しいだろうし、好きな作家なら文体自体も好きでしょう。でも国語の試験であまり興味がない作家の文を、それも一部抜粋され虫食いにされ漢字が仮名に置き換えられた形で読まされる時点で、楽しみはほぼないですね笑。その状態で読解力を発揮しろというのは、可能だとしても興ざめです。もし国語の問題という形でしか文を読まない人がいたらその人が読書好きになる可能性はかなり低いはずで、これは深いところでの矛盾です。

しかし、これは大人として学生の皆様に申し訳ないのですが、代案がある訳でもありません。大量の答案を機械的に処理する前提で個々の才能を正確に測る問題を作るというのはなかなか無理ゲーです。その無理ゲーに挑み精一杯善処しているのが現状だとも思います。

敢えて本質を言えば、自分で問題を作り自分で解くのが一番良いということになります。例えばノートPCを封筒に入れられるほど薄くできるか、という問題をジョブズは自分で作って自分(の会社)で解いたのです。でもそれをいきなりやれ、と学生さんに要求するのは無理があるでしょう。だからこそ才能の芽を見つけよう、というのが教育なのですが行き届かないのですよね。もし試験問題がつまらないと感じるのなら、その感性は大事にしてほしいです。人生にはその億万倍楽しいことがあります。

手が届く


最近こんな話を読みました。

どこでもいいので、地球上の1地点をまず決める。次にそこから穴を掘り、地球の中心を通って反対側に突き抜けた地点(日本に対するブラジルみたいな)を考える。当然この2地点の気温は違う。でも、ある地点とその反対側では気温がピッタリ同じになる、そんなペアが必ず存在する。

面白いですよね。これは事実で、数式を使った説明は探せば見つかります。ただ僕は数式が苦手で、かつ難しげなことをなるべく簡単に説明するのが好きなので、(僕をはじめとした)文系にも優しい説明を考えてみました。

A地点と、その反対側であるB地点の気温を測定します。で、実際に何度だったかは無視して気温の差のみを記録し、その数値を旗に書きます。A地点がB地点より10度温かいなら「+10」と書いた旗をA地点に立てます。B地点には勿論「-10」と書いた旗を立てることになります。この調子で、A地点を出発しB地点を経由しまたA地点に戻ってくる、つまり地球を1周する線の上に隙間なく旗を立てます。

旗の数値は連続的に変化するので、+10と-10が既に存在している以上、その中間である「0」の旗も円周上のどこかに必ずあるはずです。旗の数値が+10から、0を経由しないで-10になることはできないからです。その場所こそが気温差0、つまり反対側と気温がピッタリ同じになる地点です。

如何でしょうか笑?この言い方なら小学生でもなんとか分かるんじゃないかなー。ちなみにこの応用で「気温と気圧両方が一致するペアが必ず存在する」ことも説明できます。説明自体は本稿の主題ではないので省きますが(数式を使った説明は探せば見つかります)、直感に反した素晴らしい結論です。勿論これは地球に限ったことではなく、ビー玉でも月でも土星でも、もっと言えば直径100万光年の球状の領域でも成り立ちます。

文系に優しい簡単な理屈でも、それが正しければ100万光年の彼方に手が届くのだから楽しいね、という話でございます。

模写は苦手

FBのタイムラインを見たら挑戦している人が多かったので、僕も久々にこのIQテスト(風クイズ)を解いてみました。たぶん全問正解したとは思います。割と面白かったです。

ただそれを言うと、先日書いた「フィルムライクなカメラ位置問題」などはその時その場にしかない問題を自分だけが解いている状態です。そもそもそこに解く意味のある問題を見出すかどうかが最初の、そして最大の難問だったりしますし、面白さで言えばこちらのほうが自分的には上です。

そういえば僕は学生時代、美術の成績は良かったのですが模写だけ苦手でした。つまり他人が設定した正解があると面白くないのです。勿論これを読んだ方にそうなれと言っている訳ではありません。そのようなタイプは良くも悪くもこのような大人になりかねない、という例を提示させて頂いております笑。

祝福と呪い

「響け!ユーフォニアム」TVシリーズからのスピンオフ映画「リズと青い鳥」を観ました。

メインテーマのごく近くを流れるサブテーマとして、本当に才能がある人の実像みたいなものが描かれていて、京アニはこういった描写が唯一無二に凄いなと改めて思いました。

(以下ネタバレ)

この映画の舞台は「響け!ユーフォニアム」と同じ高校の吹奏楽部です。主人公は内気なオーボエ奏者で、唯一の友人であるフルート奏者とソロの掛け合いをやる(ことを言い訳に親睦を深める)為だけにコンクールを目指すような、それなんか違うんじゃね的なスタンスの人です。

その主人公の目線で語られるので、映画は静かな、悪く言えば陰キャ感が前面に出たトーンで進んでいきます。主人公が憧れる友人は典型的な陽キャで、努力もするし才能もある人です。

でも蓋を開けてみれば実は、その地味なはずの主人公こそが真の天才で、彼女が本気モードで演奏すると周囲を全員ねじ伏せてしまいます。陽キャ友人はそのことを分かっていたし、どんなに意識高く努力しても策を練っても主人公には届かないのです。

そしてここが本当に切ないのですが、かといって主人公は周囲をねじ伏せたい訳でも、まして陽キャ友人に勝ちたい訳でもなかったのです。彼女はただ友人に近づきたいだけで、それだけの想いで吹いているからこそ周囲の心を揺さぶるという、皮肉に見えてその実極めて本質を突いた構造になっています。

だから「それなんか違うんじゃね的なスタンス」と上に書きましたが、実はそれこそがアートだったのです。でも陽キャ友人はそこまでは分からないし、もし分かったとしても同じ真似はできないでしょう。

才能は祝福であると同時に呪いでもある訳ですが、でも最初に書いたようにそれはこの映画のメインテーマではなくサブテーマです。メインテーマは、そのような呪いすら2人がどのように乗り越えたか、という部分にあります。映像美はまさに究極のレベルだし、自分的にはこの映画は最高傑作です。