ダウニー度

すっかり超大作路線の「アベンジャーズ」ですが、元祖である「アイアンマン」1作目はロバート・ダウニーJrの躁鬱っぽい役作りが光る映画でもありました。当時彼はドラッグで身を持ち崩して干されており、その精神状態を役に昇華させたのです。

この映画を観て思ったのは「その人をつい見てしまう」のがスター性だとするとアンバランスさもスター性だな、ということでした。勿論アンバランスな人が皆スターという訳ではないし、通常レベルのスター性はむしろ安定感から成り立っているかもしれません。でもロバートダウニーのような訳の分からない魅力はエッセンスとして若干の不安感を含んでいるような気がするのです。

そういう人の調子が良い時と悪い時では、もしIQテストをやっても結果が違う気がします。超プラスと超マイナスが頻繁に入れ替わるというか。そのような性質を仮にダウニー度と名付けましょう。ダウニー度はIQを要素として含んでいるもののIQそのものではないことは確かです。

僕は高IQの人に惹かれる反面「IQが高ければいいってもんじゃない」という論調にも賛成なのですが、その両方を説明する為の一つの方向性としてダウニー度は有効な気がします。単にIQが高い(超プラス)だけの人は、超マイナスの要素が欠けているのでダウニー度が低い、みたいに言えるからです。

以上、勿論学術的な議論ではないので一種の詩だと思って頂ければ幸いですが、僕がこんなことを書きたくなったのはyoutubeで大人気のけいちゃんというピアニストの動画を観たからです。もしかして語弊があるかもしれませんがひたすら良い意味に於いて、彼のピアノを弾く様からは超プラスと超マイナスの揺らぎを感じて大好きです。