注射

映画「X-MEN」の超能力者の描写は凄い、という話を先日書きましたが、その続き。

「X-MEN:フューチャー&パスト」では、一番人格者で最強の超能力者が、若い頃自分の能力を麻痺させる注射を打っていた、というエピソードが出てきます。しかし他人を助けるには能力が必要なので注射を諦めるシーンは本当に胸に迫るものがあります。ただそういうシーンだけだと内省的になり過ぎるので戦闘シーンではCG全部乗せみたいなことをやるのが、監督であるブライアン・シンガーのバランス感覚です。

ですが、彼に対しては「CG偏重であまり分かっていない監督だ」という評価も多いことを最近知って驚きました。つまり注射のシーンが概ねスルーされているのです。人は時として注射を打ちたくなることがリサーチの結果分かったのでそういう場面を入れた、というだけのドラマや映画と、実際に注射を打ちたい人が作った作品は僕にとっては全く違います。極論すればただ主人公が歩いているだけでも、シンガー(やそちら側の人)が撮ったものは大体分かります。だからこそ、その違いが多くの人には見えないことが分からなかったのです笑。

シンガーはそんなに天才なのに、というか天才であるが故に、社会人としては物凄く問題の多い人のようです。「ボヘミアン・ラプソディ」は彼の監督作品ですが途中で降板させられています。そういう人だからこそ注射のシーンが撮れる訳なので、当然ながら、言うまでもなく、彼に助言なんてできません。敢えて言えばそのまま頑張ってと思うだけです。

講演します

映像制作のお仕事について、お話させて頂きます。11/8(金)19:00〜20:30@新橋。主催は僕がよく一緒にお仕事させて頂いている、映像系クラウドソーシングのVIDWEBさんです。イベント詳細はコチラ

僕がこのブログでいつも書いているのは、直接的な場合もそうでない場合もありますが基本的には若い方へのメッセージです。で、このイベントも概ねその方向性です!但し物凄く具体的な仕事に関する話もしますし、CGの解説もします。

お値段は8000円になりましたが、まあ妥当だと思います笑。プレゼントをタダであげたい気持ちもあるのですが、それが社会的に妥当かと言うとね…。8000円の価値があるのなら8000円にしないと、例えばその半分の価値があるサービスをやろうとしている方が4000円取れなくなってしまうのですよね。世の中基本的にそのような仕組みなので、逆に言えば良い仕事をしながら利益を上げないのは不可能ですね。

とはいえなるべく重層的な構造にして、そこを汲み取れる方にはさらにもっとお値段以上な内容にしたいと考えています。まあそこまで理想が達成できるかは分かりませんが、生ひらさわに会いたい方はこの機会にぜひ。

仕事とセルフ・プロデュース

このブログ、お陰様で多いときは1日1000人くらいの方に読みに来て頂けています。このブログは僕の個人サイトの一部ですが、サイト全体ではブログの2.5倍くらいのアクセスがあります。SNSとの連携もSEO対策も何もなくただ発信しているだけなのに有り難い限りです。

その個人サイトは、公開してよい作品を順に載せているのですが、トップページは仕事作品ではなくセルフ・プロデュースの動画や写真で埋め尽くされてしまいましたね。これは仕事をしていないのではなく笑(それを言うと正直猛烈に忙しいです)、仕事作品はサイトに載せられなかったり、載せられるまでにタイムラグがあるものが多いからです。

仕事はいろいろな方が関わっているので当然なのですが、ただ最近は僕の名前を出すことが前提のご依頼もあり新鮮です。そして、今後仕事を僕に関連付けて認識して頂くにはその方向性しかないなとも思います。つまり自分で「僕がこれやったんですよ」と言うのは既に無理があり、もっとオフィシャルな何かに「これはひらさわがやりました」と言って頂くほかない笑。

それは、セルフ・プロデュースと仕事の境界が曖昧になることに他なりません。セルフ・プロデュース作品は実は仕事作品以上に反響があります(これは、個人的に手紙を出せば個人的に返事が来る、みたいなことだと思います)。仕事作品はいろいろな方に協力頂き予算もかけて作り込めるので、両者を融合できれば一番良いなと思います。その作品がクライアント名義であろうと僕名義であろうと他の名義であろうと、質が向上することの恩恵は等しくあるでしょう。

勿論職人的に背後に隠れて仕事をするのも好きなんですけれどね。つまり出たがりと引きこもりの二面性です笑。

making of unIQueness

「unIQueness」のCG制作過程をお見せするメイキング動画を公開しました。

何故こんな動画を作ったかと言いますと。僕が所属するメンサ(という高IQ団体)が毎月会報を発行していまして、今月号に僕のインタビューを掲載頂いています。主に仕事のことを語っているのですが、その一環で映像の制作過程を動画で見せてほしい旨ご要望頂きまして、それにお応えして制作したのがこの映像です。
つまり会報のおまけのようなコンテンツです。会報は申し訳ないことに会員しか見られないのですが、動画は一般公開させて頂きます。

ちなみに「unIQueness」自体はメンサと直接関係はないのですが、内容はメンサ寄りですので作例としては最適だったような!

先日予告した「unIQueness ep3」の公開中止について

先日予告した「unIQueness ep3」ですが、テーマは高IQ者を対象にした難度の高いIQテスト「ハイレンジテスト」でした。ハイレンジ問題の解法自体は共有禁止であるものの、それ風の例題を主役である幸田さんに出題して頂きロジックを解説する、という趣旨です。一旦完成後の最終確認段階で、幸田さんより「当該問題は平易なのでハイレンジには該当しない。またハイレンジ自体は解説禁止だ。その旨を強調したい」という要望を頂きました。それを反映した修正を施し幸田さんからも承認を受け、公開を待つ状態になっていました。

しかしその後「例えハイレンジでなくとも、平易な問題でも解法の解説は望ましくない(企画時点では違ったがそのように考えるようになった)」旨、幸田さんがSNSで発言されました。その発言自体は本作の公開に反対するものではなく、その点に留意して本作を視聴してほしい、という趣旨でした。ただ重要な関係者が本作に懸念を抱いていることに変わりないので、私のほうから幸田さんに公開の中止を打診し賛成頂きました。

以上の経緯により、本作は公開を見送ることになりました。楽しみにしてくださっていた方には大変申し訳ありません。ちなみに平易な問題の解法を解説することの是非に関しては、この企画が立ち上がってから公開するまでに時間がかかり過ぎてしまったことで、それに対する認識の変化が起こったという面もあるかと思います。それも含め反省材料は多いですが「unIQueness」自体は今後も続きます。一層質の高い作品をお届けできればと思いますので、お待ち頂ければ幸甚です。