↑京大側から提供された素材は、本PVのモーショングラフィックのトーンの中に組み込んで使用した。
↑研究内容を想起させるインフォグラフィックをミニマルなデザインで制作。文字は1種のフォントのバリエーション展開とし統一感が損なわれないよう留意した。
↑実写とCGのハイブリッド映像を随所に使用し、展開にメリハリを持たせた。
↑通常はCGを加えないインタビューパートも賑やか過ぎる要素を消し込んだり、撮影時に不足していたボケ感や光のタッチを後処理で加えるなどしてできる限り高品質な映像を目指した。
CL:京都大学 / ライフムービー
画面デザイン・編集・モーショングラフィックス・CG・一部カット演出:ひらさわとも
京都大学・創成化学専攻群のPV。同大学院への進学を検討している学生さんのほか一般視聴者に向けても、こんな刺激的な学問があるんだということをお知らせする為の作品です。
全体をフィルムライクな24fpsで撮影してもらい、仕上げの画角は横に長いシネマスコープ。モーショングラフィックはほぼモノトーン。BGMはピアノを主体とした静かなもので統一しました。このような演出を大学紹介というジャンルに適用したことには新しさがあるのではないかと思います。
ただ映像演出に先立つものであるはずのサイエンスの圧倒的な奥行きについては映像ではなかなか表現し得ないということを、東京大学と作った作品に続いて今回も実感しました。だからこそ別の文脈である映像美で微力ながらそれを置き換えることを目指している次第です。